至福の時間と出来事

何も仕事がない時に『ぼ～っ』とみている窓の風景です。
この時期が一番静かでしっとりした風景です。
特に、小雨の一日は、もしかすると秋に一番ぴったりの風景かも知れません。
薪ストーブの火に当たりながら時間を忘れて風景を見ているなんて、最高に至福の時間です。
本も読まず、加川良を聞きながら外の風景を見ながらコーヒーを飲むなんて・・・いいと思いませんか？
そんな時に、視界の隅っこに何かが動ているのが見えました。
鹿です。
大きなオス鹿が川から上がってゆっくりと歩いていました。
こんな時って、体が動かないんです。
写真を撮ろうとしましたが、なぜか体が動きません。
不思議ですね。
目の前に在るカメラが取れないんです。
神々しいというか、自然の威厳と云うか、動くことで何かを冒涜するようで
カメラに手が届かず、２～３分でしょうか？
ただ、見ているだけです。
やっとスマホのカメラを撮ったのが上の写真ですが、その時にはもう森の中に入ってしまいました。
なんで、スマホなのか？
目の前に望遠付きのデジカメがあるのに、たぶん僕はすごく混乱していたんだと思います。
もしかすると、画像に残すことを内心躊躇っていたのかも知れません。
何故かと云うと、何か判らない画像を見た時になぜか『ホッ』としてしたからです。
たぶん、記録ではなく心に残したかったのかも知れません。
ちなみに、真ん中付近に黒い塊がありますが・・・・
良く判りませんよね？
映画『スタンドバイミー」の一場面を思い出してしまいました。
これだけで、今日は一日中幸せに成れそうでした。
『また、お前か』・・・・なんとグラマラスでしょうか。
４兄弟の長男か？長女か？
日曜日素焼きしたものを、施釉して窯詰めです。
なんとなく、アクロバティックな詰め方ですが、急ぎの物があったので取り敢えず
詰めてみました。
これが今年最後の本焼きになると思います。
今日からは、初釜用の作品造りに入ります。
時間の流れに区切りはありませんが、一応ケジメですから・・・・。